IVR(自動音声応答機能)機能が付いたおすすめのクラウドPBX3選
IVR利用も便利な03エンタープライズ
03エンタープライズは、規模の大きなコールセンターを開設することもできますし、小規模なオフィスのための小回りの利く電話応対システムを作ることもできる柔軟性のあるサービスです。IVR機能もすぐに設けることができ、お客様対応を迅速化するのに役立ちます。03エンタープライズのIVRでは、外部からの着信があった時に、自動的に音声ガイダンスを流し、番号を入力することで適切な部署もしくはオペレーターに接続することが可能となります。
同社では、電話回線一体型のクラウドPBXを特徴としています。そのため、東京の市外局番である03や大阪06などを筆頭に、全国の主要エリアの市外局番を発番できます。既存の番号からのポータビリティーも可能ですし、0800や0120などのフリーダイヤルも導入できます。そのため、いくつもの異なる部署を持つ企業や、幅広い対応を必要とするコールセンターに向いています。こうしたサービスにIVRが加わることで、より効率的にお客様対応ができることになります。
また、03エンタープライズでは専用のアプリも提供していますので、スマホからでも着信対応が可能です。オフィスに誰かが常駐していなくてもスマホで通話できますので、お客様からの通話機会を失うことがありません。さらに、在宅ワークを推進するのにも役立ちます。物理的に同じ場所にいなくても、クラウドでつながっていればどこででも発着信ができるからです。そのため、一カ所にオペレーターを集める必要がなくなり、コストを下げるのに貢献してくれるでしょう。回線工事や特殊な機器の設置も不要となっていますので、スピーディーにIVRを使った環境を構築できます。最短で翌日には通信環境を整えられ、急なニーズにもすぐに対応可能というのがうれしいところです。
安定した品質のモッテル
「モッテル」は、株式会社ばるテックが提供しているクラウドPBXでIVR機能も同時提供しています。その特徴は、安定した通話品質とサポート体制が整っていることです。同社では国内各地にデータセンターを設けていて、災害などがどこかで生じてもすぐに異なる地点からの通信を確立できるようにしています。また、利用する回線数に合わせて異なるいくつもの料金プランから選べるのも特徴で、無駄なくクラウドPBXを利用したいという企業に向いています。たとえば、スタンダードプランは月額費用3,980円で20回線まで使えます。ミドルプランになると月額費用は8,500円となり、50回線まで使用できます。
IVRを使用したい場合は、プレミアムAプランやプラチナプランで標準機能となっています。また、どのプランでも自動受付機能や通話録音といったオプションを装備することが可能で、必要に応じて機能を付け足せるプラン構造はとても使い勝手が良いです。しかも、管理画面から簡単に機能の拡張や削除ができて、スピーディーに調整ができる点にも注目です。通話品質が良くて安定しているということから、上場企業や自治体、政府関係機関への導入実績が高いのがメリットです。安心感を求める企業にぴったりのサービスと言えるでしょう。
拡張性が高いBIZTEL
BIZTELは株式会社リンクがブライシス株式会社と合同で提供するクラウドPBXサービスです。IVRはクラウドPBXサービスでよく使われる機能ということもあり、同社ではより使いやすい機能に仕上げています。たとえば、ガイダンスの音声やボタン操作の内容を、管理画面のプルダウンとラジオボタンで選ぶだけで簡単に設定できるようにしています。突然の都合で案内を変える必要が生じた時や、部署がお休みなっている時などに、タイムラグなく変更できるのが優れています。
また、着信があった電話番号に応じてそれぞれにコールフローを設ける着信ルーティングの機能も使えます。特別な対応が必要な方からの着信などをスムーズに案内できますので、窓口担当もお客様も楽になります。さらに、BIZTELが提供するIVRと外部システムとAPI連携できるのも特徴です。会員番号などを入力した際にデータを蓄積、分析するなどの使い方があり、より効率的な顧客管理につながります。
クラウドPBXとIVRの組み合わせを考えてサービスを選ぼう
クラウドPBXのサービスの多くは、IVR機能を設けています。そのため、単にIVRが使えるかという点だけでなく、クラウドPBX本来のサービスとの組み合わせを考えて選ぶことが大事です。通話品質が良いか、外部システムと連携できるか、他の機能がどれだけ使えるかという検討点があります。自社に合った機能の組み合わせを選ぶことで、より効果的な電話業務が可能となるはずです。