FAX複合機をメーカー別に特徴を解説【ブラザー編】
ブラザーのFAX複合機の概要と特徴
ブラザーは日本の企業でミシンのメーカーとして発展してきた歴史があります。その後、オフィス機器の開発も行うようになっています。
プリンターやFAX複合機の分野では、特に北米における知名度とシェアが高いのが特徴で、トップクラスのシェアを誇っています。日本市場においても家庭用プリンターにおける認知度は高く、企業向けFAX複合機ではエプソンやキヤノンに次ぐシェアを持っています。
ブラザーのFAX複合機の大きな特徴は、コンパクトな設計をしているということです。大型の機種もないわけではありませんが、全体的にはコンパクトモデルのラインナップが多いです。そのため、特に小規模なオフィスでの引き合いが強く、価格や機能、サイズなどの面でバランスの良さが評価されています。省スペースが特徴となっているため、FAX複合機のための専用スペースを取らなくても、デスクの上に置けるのがうれしいところです。また、高さも抑えられているため、わざわざ立ち上がって印刷やコピーなどをしなくても済み、手元で完結できる使い勝手の良さというのも便利な点と言えるでしょう。無線LANでの接続にも対応していますので、ケーブルをはわせなくても使えるのも利便性を高めるポイントです。
価格もリーズナブルですので、リース契約をしなくても本体を購入できる手ごろさがあります。価格が安い分、複数のFAX複合機をオフィス内に置いて、同時に使いたいと考えている企業にもおすすめなのと、他のメーカーの機種に比べると機能がシンプルになっています。あまりいろいろなことはせず、印刷とファックス、コピーなどの基本的なことをするだけで十分ということであれば、逆に使いやすいとも言えます。ビジネス向けの機種では、レーザー印刷のものとインクジェットの仕様とを選べます。どちらも発色や濃淡の再現性が良いので、印刷の質という面では満足度が高いのが特徴です。
さらに、用紙や画質の選択も選択肢がしっかりと揃っています。高画質のコート紙の印刷ができる機種が多いので、自分たちでチラシやカタログなどを作りたいという要望に応えることもできます。また、最高画質から高速印刷まで画質の選択を簡単に行えるので、効率と質を印刷物に合わせて選べるのがうれしいところです。
ブラザーのFAX複合機のメリットとおすすめのオフィスタイプ
ブラザーのFAX複合機は、全体的にコンパクトに作っているので操作パネルも小さめです。しかし、シンプルで大きめのアイコン表示をしているので、操作に困ることはないでしょう。操作メニューをシンプルな構成としているため、初めて使う人でもすぐに操作できるのがメリットとなっています。もちろん、ネットワーク接続してパソコンからの操作もできて、文書をファイルフォルダから選んで直接印刷するなどの処理もスムーズです。ネットワークへの接続自体も簡単に行うことができますので、専門業者に依頼しなくても自分たちで作業できるという良さがあります。
画質を高速プリントにすると、大量出力をスピーディーに行えるのもブラザーのFAX複合機のメリットです。専用設計の高速エンジンを内蔵していますので、お客様との商談中にすぐに書類を印刷したい時などに重宝します。さらに、トナーは容量を大きくしていて、頻繁に交換しないで済むようにと考えられています。ブラザーの主力はコンパクトな機器であることやコストをできるだけ下げるという目的で、メンテナンスをできるだけ自分たちで行えるようにしています。その点で、トナーの交換頻度を下げられるというのは余計な手間が減るのでかなり助かります。
ブラザーのFAX複合機には、セキュリティプリントという機能が入っているものもあります。これは、気密性の高い文書を印刷する際には、直接複合機にパスワードを入力しないと処理ができない機能です。これによって、印刷をした本人が複合機に行かないといけませんし、印刷文書の取り忘れが起こらないというメリットが生まれます。また、誤送信防止機能があり、番号のダブルチェックをさせる、登録されている番号にしか送信できないなどの設定ができます。
小規模オフィスにメリットの多いブラザーのFAX複合機
ブラザーのFAX複合機は、サイズや価格、機能などにおいてコンパクトに設計されているのが特徴です。そのため、小規模オフィスで使いやすい作りとなっていますし、導入しやすい気軽さがあります。必要な性能はしっかりと備わっていますし、実際の業務で役に立つ機能も充実していますので選びやすいメーカーと言えるでしょう。自社オフィスの規模や使用シーンを考えて、ブラザーの機種がマッチするかを検討してみると良いでしょう。