ネクストジェン社が提供するクラウドPBXについて徹底解説
ネクストジェンのクラウドPBXの概要
ネクストジェンは、「U-cube voice」という名称のクラウドPBXサービスを提供しています。株式会社ネクストジェンは2001年に設立された会社で、通信ネットワークシステム全般に関する業務を行っています。モバイル通信や音声認識、AIを用いた通信関連機能の提供をしていますが、メインとなっているのはビジネス向けの通信環境の構築です。その一つとして、効率の良いクラウドPBXサービス事業も含まれています。
ネクストジェンのクラウドPBXは、従来のPBXと同じような機能をクラウドシステムを使って提供するサービスです。すでに持っている固定電話やIP電話の番号を変えることなく、そのまま引き継げる番号ポータビリティ制度にも対応していますので、スムーズにサービスを切り替えられるのが特徴です。また、オフィス内にはPBX装置を設置する必要がなくビジネスフォンにそのまま接続できますし、スマホでも使えます。スマホ利用のためにネクストジェンでは専用アプリを提供していて、オフィス内はもちろん出先でも代表番号への応答や、オフィスとの内線通話などを実現します。
ネクストジェンでは、既存のオンプレミス型のPBXとも併用できるという特徴も持っています。今まで使っていた通信環境を一気に変えるのには不安があるという企業でも、増設という形でクラウドPBXを入れて番号を増やすことが可能となり、クラウドPBXを新たに試すことができます。社員が増加したりオフィスを統合したりといったケースで、その効果を発揮できるでしょう。
さらに、ネクストジェンでは使えるビジネスフォンの種類が多いというのもポイントです。日本国内でのシェアが広い製品はもちろんのこと、海外製品でも利用できます。海外製ならではの機能が多い端末を使いたいとか、グローバル企業として海外拠点とも同じ端末を使いたいと考えている企業に有利な点となります。
ネクストジェンのクラウドPBXの機能と便利な使い方
ネクストジェンのクラウドPBXでは、従来のPBXで利用できる機能を網羅しています。代表番号と内線番号による発着信です。また、着信転送も可能ですが、ネクストジェンではさまざまな機能を加えています。たとえば、話し中の転送や時間帯によって条件を変えるスケジュール転送なども可能となっています。さらに、特定の端末に呼び出しても接続しない場合に、事前に設定した番号に自動的に呼び出しができるフォローミー機能も設けられています。
代表番号での応答では、利便性の高い設定を選ぶことができます。たとえば、端末に優先順位を付けて順位の上からコールを鳴らすシーケンシャル設定や、ランダム着信ができますし、基本となる同報着信も当然可能です。さらに、専用アプリを入れていれば、外出先のスマホでも応答できるよう設定できます。オプション機能としては、通話録音もできます。録音できる通話はさまざまな設定が可能で、環境内の通話であればいずれも録音設定ができます。録音データはクラウド内に保存されますので、簡単にチェックしたり検索したりできるのも便利なところです。
こうしたクラウドPBXのメリットを生かした便利な活用法がいくつもあります。たとえば、リモートワークをしているスタッフとの連絡手段として使うというものです。従来のPBXでは自宅にいるスタッフとの通話は通常の外線となりますので通話料がかかりますが、クラウドPBXであればシステム内での通話となりますので、コストをかけることなくコミュニケーションを取れます。
また、災害などの危機管理目的での使用も可能です。自社内に物理的な装置を置くことがないため、地震や火災、水害などの被害を受けたとしても、インターネット回線につながっている状態であれば、普段と変わらない使用ができます。ネクストジェンでは、PBXサービスに関するシステムを堅牢なデータセンターで保護しています。そのため、災害に強いインフラを提供できるのです。さらに、一時的なコールセンター立ち上げにも役立てられます。クラウド上での番号の追加を素早く行えるので、キャンペーン期間中のみの窓口作りに新規番号を発行して、終了したら撤収するという使い方も可能となってきます。
クラウドPBXのメリットを生かして業務効率化を
ネクストジェンのクラウドPBXは、コスト削減だけでなく機能性の高さから業務効率アップのために活用できるのがメリットです。ビジネスに役立つ機能がたくさんありますので、サービスの内容を把握して上手に活用したいものです。大きな設備投資をしなくても優れた通信インフラを導入もしくは増設できますので、これから社内の通信環境を変えたいと思っているのであれば検討する価値が十分にあります。