日立のクラウドPBXの評判

NTTドコモが提供するオフィスリンクってどんなサービス?

デジタル化や業務効率化を進める企業にとって、クラウドPBXはとても重要な施策の一つとなります。様々な会社がクラウドPBXのサービスを展開していますが、その中でNTTドコモで提供するサービスが「オフィスリンク」です。本記事ではオフィスリンクについて解説していきます。

NTTドコモのオフィスリンクの概要と特徴

NTTドコモは周知の通り、携帯電話・スマホの大手キャリアです。ドコモ通信ネットワークは日本全国すべてを網羅しており、通信品質の安定性やクリアな音声レベルなどが強みです。このドコモ通信ネットワークを活用して、企業のPBXをデジタル化できるのがオフィスリンクです。
オンプレミス、つまり既存のPBX装置をそのまま使うこともできますし、完全にクラウドPBX化することも可能です。どちらにしても、インターネット回線を使ってPBXシステムを構築できますので、オフィスの固定電話機だけでなく、携帯電話やスマホでもPBXシステムに入れます。社員が持つスマホでも代表番号への応対ができますし、内線電話としてオフィスや他拠点、他の社員とコミュニケーションを取れるようになります。どこにいても、オフィスにいると同じ通信環境を持てるようになるというわけです。

こうしたシステムを活用して、便利な機能が様々使えます。たとえば、転送機能です。オフィスにかかってきた電話に一定時間応対できない場合、自動的にスマホや携帯電話に転送します。もちろん、この転送機能は一般電話回線でも設けられていますが、従来のシステムだと、オフィスの電話から携帯電話への通話料が請求されてしまいます。しかし、オフィスリンクにすれば内線通話扱いになり、通話料が発生しないのです。
クラウドPBXにするには、NTTドコモが提供するL2スイッチという専用装置とルーターを既存のネット回線に加えるだけです。導入工事はとても簡単で、スピーディーにサービス開始となります。初期費用としてオフィスリンク設備を設置するために8万円弱の費用が1拠点ずつかかり、携帯電話1回線ごとに税込1,100円がかかります。月額費用については、契約回線によって異なりますが、設備費用として1万円から7万円程度、携帯電話の1回線当たり990円がかかります。

オフィスリンクでクラウドPBXにすることのメリットとは?

オフィスリンクを導入することのメリットは、まず通信コストの削減が大きいと言えます。携帯電話を内線化できるのが大きな特徴で、オフィスのビジネスフォンとの通話が内線電話扱いとなるからです。通常であれば携帯電話料金がかかるところが、通話料無料となるのです。また、前述のように、お客様などからかかってきた電話を携帯電話に転送する場合も通話料がかからないため、トータルで考えるとかなりの通信コストを下げられます。

この変化は、単に経済的な負担を軽減するだけではありません。社内におけるコミュニケーションの活性化を図ることにもつながります。通話料のことを気にせずに済みますので、気軽に電話することができますし、他拠点とも内線化できますので、異なるオフィス間でもコミュニケーションが活発になります。

お客様満足度が上がるというメリットも期待できます。代表電話にかかってきた電話をオフィスにいる人員が対応できないとしても、携帯電話で応対できますので、確実にお客様とつながることができるのです。機会損失を防ぐ意味でも大きな効果となり、取りこぼしをなくす施策としても活用できるでしょう。
業務効率にもつながります。クラウドPBXでは、電話帳などのデータを電話機やスマホだけでなく、クラウド上に保存できるからです。取引先やお客様への連絡先を誰でもすぐに確認できて、引き継ぎや情報共有の手間が省けます。また、履歴なども一元管理できますので、誰がいつ電話をしたのか、もしくはしていないのかといった確認もしやすくなります。

その他にも情報漏えいにも強くなるというメリットがあります。社員が所有している携帯電話を紛失してしまうと、そこに残っている電話帳のデータが流出する恐れがあります。しかし、オフィスリンクにすることで、携帯電話端末にデータを残さず、クラウド上のみの保存が可能です。紛失しても、その携帯電話からのアクセスを遮断すれば、電話帳情報が漏れる心配はありません。

オフィスリンクを選択肢の一つに含めよう

クラウドPBXを導入することは、通信コストを下げるばかりか、社内コミュニケーションの活性化、お客様満足度の向上といったメリットがあります。オフィスリンクは、NTTドコモという超大手キャリアが提供しているという安心感もあります。通信環境改善を考えているのであれば、選択肢の一つとして考慮しましょう。


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