音声認識や自動文字起こし機能がついたおすすめのクラウドPBX3選
自動テキスト化に優れたミーテル
幅広い用途に使えるクラウドPBXとして多くの企業から評価されているのが、「ミーテル」です。1,950社への導入実績がありトータルで4,8万人のユーザーを抱えています。クラウドPBXとしての基本的な機能はもちろんのこと、サポート機能が非常に充実しているのが、このミーテルの大きな特徴です。
ミーテルは、顧客との通話を簡単操作で自動録音したり、自動的に通話内容をテキスト化したりできます。AIを使った自動テキスト化の技術を取り入れていて、誤変換などが少ない精度の高いものですし、テキスト化するスピードも他社と比べて速いというメリットも持っています。
しかも、通話内容の音声解析ができますので、営業トークの分析をするのにも優れています。どんなワードが最も多く出されたのかなどを確認すると共に、実績を挙げているトップ社員の話の持って行き方を可視化できます。こうして集めたデータを社内で共有することで、社員の教育に利用できます。また、リアルタイムで通話をしているお客様からの質問や反応に応じて、外部からフィードバックやアドバイスを提供できる仕組みもありますので、強力な支援体制を構築できます。
また、音声認識や自動テキスト化機能によって蓄積したデータは、SFAやCRMと連携できるようにもなっています。具体的にはKintoneやSalesforceといったシステムとの自動連携を可能としています。情報をすぐにツール内で共有できて、そのまま顧客へのアプローチの際に活用できます。専用のスマホアプリも用意しているため、外出先などでも情報をチェックしたり、クラウドPBXでの発着信をしたりも可能です。
電話業務をスムーズにしてくれるトビラフォン
「トビラフォン」も、効率的な電話業務を進めるのに役立つクラウドPBXサービスです。一般的なクラウドPBX機能として、代表番号やスマホでの発着信、自動応答機能などを備えています。その上で、トビラフォンはさまざまな便利サービスを提供しています。
たとえば、通話内容を自動的に録音し、音声テキスト化する機能があります。重要な取引についての通話や、お客様からのクレーム対応など、保存しておきたい内容を音声とテキストの両方で残しておけますので、その後の対応がしやすくなります。
また、テキスト化されたデータは、TeamsやSlackなどと自動連携して共有できるようになっていますので、すぐに必要な情報を部署内でシェアできます。こうした自動連携機能によって、発着信時にお客様の詳細情報がすぐに表示されるのも便利です。その情報と、音声テキスト化されたデータとを照合することで、より精度の高い対応が可能となります。
管理用のダッシュボード機能も業務効率化に役立ちます。通話内容を解析して、どこの部署で人員が足りていないのか、電話対応業で改善が必要なのかを把握しやすくなります。全体のマネージメントを楽にしてくれる機能で、クラウドPBXの効果を最大限発揮にするのに役立ちます。
老舗BIZTELでもテキスト化が可能
クラウドPBXの老舗とも言える「BIZTEL」でも音声のテキスト化が可能です。同社のサービスは2006年に開始され、クラウドPBXの先駆け的な存在となっています。通話品質の高さや顧客対応の丁寧さなどが特徴となっていて、すでに2,000社を超える導入実績を持ちます。初めてのクラウドPBX導入でも安心できる、24時間365日体制のオペレーターによるサポートサービスも評価が高いです。
このBIZTELでは、オプションという形で音声認識・テキスト化機能を提供しています。通常の管理画面から簡単操作で、リアルタイムのテキスト化ができます。通話履歴と一緒にテキストデータが自動保存されますので、データの管理も楽ですし後の参照もしやすいです。また、通話は録音されていますので、テキストと見比べながら確認作業が可能となります。オペレーターの会話内容についての音声認識をすることで、対応評価を自動化して窓口業務の品質向上に役立てられるというのもポイントです。より高度な、テキストの要約、感情分析などもできる機能を持つ外部サービスとも連携できます。必要に応じてこうした高度機能を契約することで、営業業務の質を上げられるでしょう。
それぞれのメリットを把握してクラウドPBXを選ぼう
クラウドPBXサービスは、単に使いやすいとかコスト減になるというだけでなく、テキスト化などの便利な機能を持つサービスが増えています。それぞれのサービスで機能の幅や精度など、強みとする点が異なりますので、自社にとってどんな機能があると業務に役立てられるのかを考えて、適切なサービスを選びましょう。