サクサのクラウドPBXはどんなサービス？徹底解説
近年、クラウドpbxが企業の通信インフラとして注目の的です。柔軟な働き方やリモートワークの普及に伴い、クラウド技術を活用したPBXの導入が進んでいます。サクサ株式会社のクラウドpbxがどんなサービスなのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、サクサではどのようなコミュニケーションソリューションを提供しているのか、詳しく見て行きます。
サクサとはどんな企業？クラウドpbxはあるの？
サクサ株式会社は、中堅・中小企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援する専門企業です。DXの推進において、効率的な通信インフラの構築は重要な要素であり、サクサはそのニーズに応えるため、多様なコミュニケーションソリューションを提供しています。
企業の規模や業務形態に応じてさまざまな製品をラインナップしていますが、そのなかでもビジネスホンシステムやIP電話機が同社の主力製品です。これらの製品によって、企業の通信環境を最適化し、業務効率アップの実現をサポートしています。
サクサでは直接クラウドpbxを提供していないものの、その代替となるオンプレミス型の優れた製品がそろっています。たとえば、「PLATIA㈽」や「IP NetPhone SXIII」などのシステムがそれです。これらは、多拠点間のIPネットワーク接続やスマートフォンとの連携機能を持っており、企業のコミュニケーションニーズを幅広くカバーしています。
したがって、厳密にはクラウドpbxではありませんが、サクサの製品は、クラウドpbxと同様に柔軟で高性能な通信環境を提供し、企業の成長をサポートする製品だと言えるでしょう。
サクサの製品ラインナップ
サクサでは、企業の多様な通信ニーズに応えるために、幅広い製品ラインアップを提供しています。以下はその代表的な製品です。
「PLATIA㈽」は、オフィスや店舗向けのビジネスホンシステムです。このシステムは、物理的な主装置を利用し、オフィス内外での内線通話や多拠点間のIPネットワーク接続、また、スマートフォンとの連携機能なども提供しています。また、緊急地震速報の通知機能や多機能電話機を利用した高度な通信機能も標準装備です。
「IP NetPhone SXIII」は、IPセントレックスサービスやIP-PBXに対応したSIP電話機です。高音質でクリアな通話が可能で、操作性の良いディスプレイ、電話帳機能、フレキシブルキー、発着信履歴機能、ハンズフリー通話対応など、多機能な通信環境を提供します。さらに、PoE給電対応やスイッチングHUB機能も内蔵しており、オフィス内での快適な通信環境を実現します。
「SAXA-DXサービスプラットフォーム」は、情報セキュリティ対策やコミュニケーションの効率化、また、ワークスタイルの変革をも支援するソリューションです。エッジデバイスとクラウドを活用した一元管理や他社のIoTデバイスとの連携も可能で、企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートします。
サクサの製品とクラウドpbxとの違い
サクサでは直接的にクラウドpbxサービスを扱っていませんが、同様の通信環境を実現する製品をラインナップしています。では、サクサの製品とクラウドpbxにはどのような違いがあるのでしょうか。クラウドpbxは、クラウド技術を利用してPBX機能をインターネット経由で提供します。これに対して、サクサの製品はおもにオンプレミス型のシステムであり、オフィス内に物理的な主装置を設置して運用します。こうした違いがあるため、両者では導入や運用の方法も違うのです。
クラウドpbxは初期導入コストが低く、短期間での導入が可能です。また、ソフトウェアの更新やメンテナンスはサービス提供者が行うため、運用の手間が少なくて済みます。一方、サクサのオンプレミス型システムは初期コストは高めです。ただし、導入後は自社で運用管理ができ、カスタマイズの自由度が高いという強みがあります。
セキュリティ面では、クラウドpbxはインターネットを介してサービスを提供するため、強固なセキュリティ対策が求められます。それに対して、サクサのオンプレミス型システムは内部ネットワーク内で完結するため、外部からの攻撃リスクは圧倒的に低いです。
機能面においては、クラウドpbxは拡張性が高いため、リモートワークなど多様な働き方に対応しやすいです。サクサの製品もスマートフォン連携など高度な機能を提供しますが、クラウドpbxと比較すると一部制限がある場合があります。
コスト面では、クラウドpbxは月額料金制を採用し、利用する機能やユーザー数に応じて費用が変動するのが特徴です。一方、サクサのオンプレミス型システムは初期導入コストが高いものの、長期的には運用コストが安定する場合があります。
まとめ
サクサではクラウドpbxを扱っていませんが、同社の製品はオンプレミス型の安定性とカスタマイズ性を兼ね備えて、かつクラウドpbxのような利便性を提供しているため、さまざまな企業のニーズに対応するでしょう。
