クラウドPBXの失敗例

クラウドPBXを導入して失敗するケースを解説

クラウドPBX で考えられる失敗例

クラウドPBXを導入することで、得られるメリットはたくさんあります。しかし、導入すれば100%成功できるというわけではなく、中には失敗したケースも存在します。具体的にどんな場合に、失敗しやすいのでしょうか?

失敗例1:通話の品質が良くない&利用料金が割高になってしまう

1つ目に考えられる失敗例には、通話の品質が良くない業者と契約してしまうという場合です。クラウドPBXにおける通話の品質は、インターネットへの接続状況及び、契約するサービスの質によって大きく異なります。ネットの接続状況が良くても、利用するサービスの質が悪ければ音質は悪くなります。サービス品質の最もベースとなる部分なので、必ずチェックするようにしましょう。
また、端末数を増やすことによって追加料金がかかるなど、費用面で割高になってしまうという場合も失敗例として挙げられます。クラウドPBXを提供しているサービス業者は多く、それぞれに異なるプランを提案しています。プランによっては、回線数の上限が決められているものや、回線が増えることで単価も変わるプランなどもあります。導入当初と比べて事業が拡大したり、必要な台数が増えたりすることによってコストが増える可能性もあります。

失敗例2:使いたい電話番号が使えない

2つ目に考えられる失敗例は、契約前のリサーチ不足が原因で対応できる電話番号のチェックをしなかったという例が挙げられます。クラウドPBXのサービスでは、固定電話や携帯電話、またIP電話も含めてすべての電話番号を対象に利用可能なサービスがある一方で、フリーダイヤルとIP電話のみにしか対応していないサービスもあります。事前に確認すればすぐに発見できることですが、その作業を怠ると、契約後に使えない電話番号があることに気づく事態になってしまいます。導入してからでは遅いので、こちらも必ず事前にチェックするようにしましょう。

失敗例3:既存の電話番号が移行できない

3つ目の失敗例は、クラウドPBXの導入によって電話番号を移行できなかったというケースです。これも契約前の確認不足によって引き起こされる失敗です。失敗例2でも挙げたように、フリーダイヤルとIP電話のみに対応しているサービスの場合には、03から始まる固定電話の番号をクラウドPBXで移行することはできません。

失敗例4:提供会社の対応が不親切

4つ目の失敗例は、業者の対応が悪かったり遅かったりするなど、カスタマーサービスへの不満が挙げられます。クラウドPBXは基本的には、導入や設定などで業者の手を煩わせなくても、社内で簡単に設定できることが多いものです。しかし、万が一のトラブル時には、丁寧かつ迅速に対応してくれるカスタマーサービスがあることは、企業にとっては大きな安心感につながるでしょう。万が一の際に電話が使えないとなると、利益損失にもつながりかねません。そのため、クラウドPBX業者を選ぶ際には、アフターサービスについても力を入れている業者を選ぶ必要があります。

失敗しないための対策とは?

クラウドPBXの導入で失敗しないためには、いくつかの対策方法があります。
基本は、複数の業者を比較するというものです。具体的にどんな点を比較すれば良いかという点ですが、まずは音声の品質や、対応している電話番号の種類やタイプ、またどんなオプションが提供されているかといった、機能や使い勝手など機能面を比較すると良いでしょう。
また、業者の比較については、カスタマーサービスに関しても比較することをおすすめします。万が一のトラブル時に頼りになるのは、やはりカスタマーサービスです。丁寧な対応をしてくれるかどうか、また迅速な対応が可能かという点をチェックすることによって、導入後の安心感に大きな差が出ます。

2つ目の対策方法は、サポート体制をチェックするというものです。業者ごとに提供するサービスの種類や品質は異なりますし、カスタマーサービスなどのサポート体制も違います。初期設定や不明な点についてサポートを受けられるという業者もあれば、24時間体制でトラブル対応してくれるという業者もあります。また、クラウドPBXに関するサポートだけでなく、IT分野のプロがネット環境全般をオールマイティにサポートしてくれるところもあるでしょう。
また、誰がサポートしてくれるかという点もできればチェックしたいものです。業者の中にITのプロが常駐していて、プロが直接対応してくれるのなら、素早いトラブル解決が期待できそうです。しかし、基本的には営業担当者がサポートを行い、必要に応じて外部の業者へサポート業務を外注するのでは、時間がかかってしまうかもしれません。そうした点を細かくチェックした上で業者を選べば、導入した後に失敗したと感じるリスクを最小限に抑えられます。

3つ目の対策方法は、長期的なコストを考えて業者選びをするという点が挙げられます。クラウドPBXを導入することによってメリットが得られる企業はたくさんあります。しかし企業ごとに、導入後の事業拡大や展開、成長などは多種多様で、それに伴ってクラウドPBXのニーズも変化するでしょう。クラウドPBXの契約回線数の増減によって、コストがどのように影響を受けるのかという点についても、長期的な視野として念頭に入れておきましょう。

失敗しないためには徹底した事前リサーチを!

クラウドPBXの導入で失敗しないためには、複数のサービスを比較するとともに、長期的なシミュレーションをしながら、ニーズを満たしてくれる業者を選ぶことをおすすめします。事前リサーチをきちんと行うことで、導入後に後悔するリスクを最小限に抑えられます。リサーチの際は、当サイトが作成したランキングもぜひご覧頂ければと思います。


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